中村ヨウイチ親子展
奈良市高畑町で開催されている中村一雄。中村ヨウイチ親子展に出かけた。
11月30日月曜日まで
写した写真を見て驚いた。
ブローチの仕入れと私用のイヤリングを頂いたのに、ヨウイチさんの作品の写真が1枚もなかった。
お父様の洋画家中村一雄画伯のアトリエに圧倒されてしまったのが原因。
このアトリエは山岳画家、足立源一郎画伯がプロバンスの田舎屋を模して1919年に自ら設計した洋館の中の一室である。
現在は日展会友の中村一雄画伯のアトリエとなっている。
高い天井と光の入る大きな窓は、写真か雑誌の中で見たことのある風景だった。
おびただしい筆
随所に使われた100年前のステンドグラス。
そして、至る所に書かれた絵を描く人には為になる言葉の数々。
写実とは、見たままを描くことではなく、思ったままを描く事だ
この先生に師事したかったなー。
恐れ多くて無理だ―
そして、壁に張られた紙には
人間は不真面目ではだめ
真面目一方でもだめ
真面目でなきゃいかんが
同時に明朗でなきゃいかん
しなやかな生活感覚を
身につけなきゃいかん
日本人に必要な明朗と
いうのは金では買えないし
人からももらえない
欲しければ自分で
つくるしかない
と書かれていた。
中村邸の土塀と洋館は登録有形文化財に指定されている。
中村ヨウイチさんとは、昨年「ふるさと会津工人祭」の会場で出会ったのがきっかけとなり、こんな素敵なお宅を訪問するご縁に繋がった。
「よく出かけるわねー」と言われるけれど、「犬も歩けば・・」ではないけれど、出かけたからこそ出会えるご縁に恵まれている。
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