又兵衛桜―奈良県宇陀市
桜並木も美しいけれど、一本桜の魅力も捨てがたい。
家から100kmほどの奈良県に又兵衛桜と呼ばれている1本桜がある。
早朝の朝もやの写真がいいのだと聞くから5時頃に着けばいいのだ。
ところが奈良は、交通の便がとても悪い。
2時間では無理と分かって気が抜けた。(早起き苦手)
それでも6時には家を出た。
到着は8時半。既にカメラマンがずらりと並んでいた。
どうやらカメラシュミマンの聖地のようだった。
桜はぐるりと一周で出来て、どこから写しても美しい。
最初は川を挟んで写したもので、誰もが1枚は写す定番。
又兵衛桜を見て「中島千波」の桜の絵を思い出した。
小さな花びらが、風に揺れてはかなげに見える風情がとても似ていた。
又兵衛桜は2000年のNHK大河ドラマのオープニング映像に使われたことから有名になった。
又兵衛と言うと思い出すのは戦国武将の後藤又兵衛だろう。
ここは、又兵衛の屋敷跡と言われている。
近くに北向地蔵尊があり、そこにある桜越しに。
北向地蔵尊
又兵衛桜の後ろを引き立てる花桃
足元には水仙
この後、京都に帰ろうと思ったけれど、途中に長谷寺があって「ボタン祭り」の看板に釣られて、そちらへも足を延ばした。
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