長谷寺―奈良県桜井市

牡丹には早いだろうと思ったものの、15日からと看板に書かれているからには、咲いているものもあるのかな?
けれどそれは、甘かった。
植木職人さんが手入れ中。
未だ蕾すら見えてない。
けれど、この桜はどうだろう。
桜の寺と言っても過言ではない。
長い回廊は、少しづつ勾配がついいて徐々に高い本堂へと導かれた。
舞台からの風景は、はるか向こうの山々まで見渡せて、麓の桜も一望出来る。
京都の清水の舞台は人が折り重なるほどと聞いているけれど、ここは5人ほど。
静かな境内に、お経が流れた。
「法要中、お静かに願います」の立て札がそっと出されて、益々無音。
音のない世界の読経は、空に響いて吸い込まれていくようだった。
ご本尊の十一面観音は、ご開帳特別期間で、身近にお参り出来た。
ここまで来ても時間は未だ午前中だ。
「早起きは三文の」って本当だと実感した。
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