水織ゆみシャンソンリサイタル

私のシャンソン好きはかなり年季が入っているのだけど、自分で唄うことになるとは夢夢思ったことはなかった。
有言実行が身上の私にして初めて無言実行で練習をした。
その割りに「あ~貴女車の中でよく唄ってたじゃない」と友人にあっさり言われてひそやかに練習していると思ったのは「頭かくしてなんとやら」のようなものでした。
今日はその友達の同級生だったという「水織ゆみ」さんのコンサートで京都府立文化芸術会館に夕方から出かけました。
CDで何度か聴いた時は、玉を転がすような声で晴れやかに歌い上げる唄い方は
「ささやけばいいのよ」と始めた私には距離があった。
ところが所が、そろそろ還暦と思える彼女はステージの上では20代である。
暗いニュースでへこみそうになる気持ちを吹っ飛ばす、迫力のある、伸びやかな声で客席を完全に魅了している。
CDの時の距離感なぞはすっかり忘れ、のめりこんでしまった。
パリのlapin agileに3夜通って、本場のシャンソンを聞いた時以来シャンソンに再び目覚めた記念日になった夜です。
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