素敵な職人の話

3月の企画展「織り布のリズム・フェルトの彩」のDM発送が終わり、skogは5年目に向けて動き始めました。
3月企画展の作家さんは今一番しんどい時期、あと1枚、もう1枚と搬入日を迎えるギリギリまで頑張って下さいます。
4月2日(土)には「坂田ルツ子フェルトワークショップ1n skog」も開催されます。
詳細のお問い合わせはskogまで。
今日は、4月、5月の企画展の準備で宇治市西笠取の「クレヨン工房」さんをお訪ねした。
オーナーの我満あきらさんはガラスアート、鉄アートを手掛けるアーティスト。
ご本人は職人ですと自己紹介され、我満さんの元で勉強される人たちを我満さんは弟子と呼んでいる。
工房を中心に土日にはcafeも開かれて八面六臂の大活躍。
彼女はイタリアのマルタ島の工房で仕事をしてきた人。
その作品はテレビのスタジオセット、雑誌等で数々紹介されているが、ご本人はどこまでも職人を通しておられる。
cafeのドアの前に立つと、絵本のアリスの世界に誘い込まれるような不思議な気分になった。
ドアを開けると、ここはバルセロナ?
目の前はガウディの世界。
鉄を使ってウフッと笑える作品は出来ないものかと家人と話をしていた。
そのウフッの世界があった。
写真に写すべきは、このテーブルの足だ。
なのに、1枚も写していない。残念。
誰もが想像する四足ではない。
テーブルの下ではウネウネと鉄がうねり空と雲を表していた。
美しい作品はこの鉄工房から生まれる。
意外にこじんまりとしているけれど、この光景を女性の仕事場と思う人は少ないだろう。
住み込みの内弟子を募集中。
ちなみに3年の内弟子期間が終了するとお店を持たせて頂けるとか。
今や全国でお弟子さんが活躍中。
技術の習得、販売まで一貫して指導される工房は今どき珍しい。
skogでは5月にはお弟子さんの二人にガラスのボタンやアクセサリーで参加して頂く。
師匠の指導は作品だけでなく日常生活に及ぶのか、丁寧な応接の出来る20代。
イタリアで仕入れたボタンがピアスに変身。
芸術は爆発だと言った岡本太郎の言葉を実感した。
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