銀座久兵衛の太巻き

銀座久兵衛の太巻きが高島屋の味百選で買える。
鮨好きの私が見逃すわけにはいくまいと、台風で大荒れの京都に車を走らせた。
案の定、私のような物好きは少ないらしく駐車場も会場もガラガラ。
方々のお店をのぞきながら、美味しい食べ方を聞くのには最良の日だった。
久兵衛のカウンターに据わったこともないのに、やはり寿司のブランドには弱い。
それにしてもたかが太巻きとは言えないお値段でさすがに久兵衛さん
太巻きだけのつもりが隣にあったアナゴの棒寿司もいい色、艶で釣られてしまう。

大急ぎで家に帰り、大興奮で迎えてくれるきなこを一寸なでて、すぐに包みを開けた。
おーー、切ってくれてる。
ううーーん、パクリ
ふわふわと卵焼きの感触がいい。
只者ではない卵焼き、芝えびのすり身が入っていると聞いていたがさすが。
うならせる絶品。
アナゴは安物は匂いが鼻につくけれど、さすがにこれは最高の出来だ。
板摺りしたきゅうりはしゃきっとした歯ごたえがする。
きゅうりをしげしげと眺めたのは初めてだ。
くたびれてない、今畑からとってきたような感触だった。
太巻きのキャスト 主役は卵、準主役がアナゴ 脇役きゅうり、えび 通行人Aかんぴょう、通行人Bしいたけ
001.JPG
そして気が付いた、この太巻きには切り端がない。
具をはみ出させて、いかにもはいってまっせーと言った脅しがなく至ってお上品なのだ。
そして、私がすし屋の基準を決めるガリの味。
びっくり、砂糖なしのようである。辛い。
こんなガリがあったとは私のガリ評価の点数のつけようもない。
へーえー 東京の一流とはこんなものかと未知との遭遇をした。
鮨の酢味は強くない、ごくあっさりとしている。
全体のハーモニーはさすがだったが、この価格¥2500はやはり高いと思う。
経験したから言える事。
やはり私の中では清水の末広鮨が未だに一番おいしい。
そろそろ、金沢のお鮨が恋しくなったなーと思っていたら、昨夜夢を見た。
一人で自転車で金沢に行っていた。
現金、カード、携帯電話も持たずに。
途方にくれたところで夢だと分かり、ほっとした。
ベッドの中でカードと携帯に頼った生活を反省した。
それにしてもリアルな夢だった。

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