旅の最後はやっぱり温泉 ‐ 福地温泉|湯元長座でほっこり

今回の紅葉狩りは宿に変化を付けた。
松茸を中心とする宿、インテリアを学ぶ宿、最後は何も考えない宿。

乗鞍バスターミナルから40分で奥飛騨温泉の一番奥にある福地温泉に到着する。
途中の平湯温泉は、バスも車も人も溢れるように集まって賑やかな光景だったけれど、そこを過ぎると急に寂しい山道になった。
以前に来たことがあると思うが、相当前の話でほとんど記憶にない道を進んで午後5時に投宿できたのは上出来だ。
最終日の雨は決まりなのだから、もうすることは何もないし行きたいところもなくなった。
それより早く温泉で手足を伸ばしたかった。


着いたのは「湯元長座
広い敷地のお宿。静まり返った雰囲気。
風格のある門をくぐって玄関までは遠かった。雨が降ると駐車場行はちょっと辛いかも。


雨が来る前にさっさとお風呂を済ませてしまいたい。
このお宿は河原に造った「かわらの湯」の評判がいいので、早速そちらに行った。
途中に広い休憩場があり、風が吹いて気持ちのいい場所だ。


ひと休みするにはいいけれど、どこにも湯上り用の飲み物がないのは物足りない。
それがあるかどうかでお宿の印象は随分違う。

それに部屋のタオルをお風呂に持って行くのも気がそがれる。
翌朝、顔を拭くタオルが乾いてないのは、かなり減点。
その辺は宿泊費に比例するのかな。
仕方ないか。

夕食は囲炉裏のある個室に通された。
このお宿は夏でも囲炉裏に火を熾すそうで、建物に炭に交じって焼き続けられた食品の匂いが浸み込んでいた。



お食事は、ごく普通の温泉宿の食事。
この日私達のお世話をして下さるのは若い男衆で、教えられた通りに一言一句間違わずに説明する事に一生懸命だった。
ここでアドリブの質問をしてはいけない。
彼は、きっと立ち往生してしまうだろう。
なのに聞いてみた。

「あなた、アルバイトの学生さん?」
案の定「はい、バイトですがもう学生ではありません、大学を辞めて来ました」
「あら合わなかったの?」「はい」
「高山の近くの天生湿原、もう紅葉しているかしら」「天生湿原を知らないんです」
「ご出身は?」おばちゃんはしつこい。
「埼玉の浦和です」
「あら、じゃ何でこんな山奥に?」「リゾートバイトと言うのがあるんです」
ほぉ~。今はそういう時代なのか。

ひとつ知識が増えたけれど、彼には嫌なおばちゃんだったろう。
ごめんね。

施設名 湯元 長座
住 所 〒506-1431
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地786
TEL・FAX TEL:0578-89-0099
宿泊について チェックイン: 15:00~18:00
チェックアウト: 10:00
アクセス ■ 車の場合:
●東京から
・中央・長野自動車→松本I.C→R158(安房トンネル)→平湯温泉→福地温泉
●大阪、名古屋から
・名神高速→一宮JCT→東海北陸自動車道→飛騨清見IC→高山市→R158→平湯温泉→福地温泉
■ 電車の場合:
●東京、大阪、名古屋から
・東海道新幹線→名古屋→「高山本線」→高山→「濃飛バス」→福地温泉
その他 駐車料金: 宿泊者無料
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地786
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