97歳の塩分制限から考える、自分らしい老後

今日は内科クリニックの定期受診日であった。ふた月に一度、心電図と血液検査をするのが主な診療である。
先日、血液検査結果を並べていたら2023年にはパーフェクトな月があった。
5年分ほどを並べてみると、大きな違いは身長と体重であった。
身長は-3cm、体重は+5kgであった。5年前と言えば姉二人の介護で走り回っていたころだ。特殊事情だからこれは別枠。
そして、今日の結果は1年ぶりの「パーフェクト」
以前も書いたけれど、実は私は栄養失調なのである。
主治医は誤差の範囲と言うけれど、数値の後ろに(L)と書かれるが、努力のしようがないので心に引っかかりを作っている。今回の結果は、1年間地味に坂道を歩き続けたことが少しは効果を出しているのだろうか。2024年を締めくくる結果が「パーフェクト」と言うのは「年間努力賞」のようなもので嬉しい。

最近盛んに言われるのは「塩分控えめ」けれど、これを控えると食事はまずくなる。
しかし、最近の介護施設の食事は「塩分控えめ」である。
ご近所さんの話であるけれど、施設に行くと母親が「食事がまずい」としきりに訴えるそうだ。けれど血液のBNP値が非常に高いので塩分制限は守られていると言うのだ。かなり立派な施設であるから、彼女はそれを信じ切っている。
「お母さん、おいくつでした?」「97才です」私は驚いた。97才に塩分制限は必要だろうか。しかも施設入居前は38kgだった体重は28kgであるとか。食事が出来ていない事でBNP値は危険水位に押し上げているのではないだろうか。
私なら、一切制限せず好きなものを好きなだけ食べてもらうだろう。
私も何時介護生活になるか分からないけれど、その時の為に「塩分制限不要です」と言った書面を作っておこうかと本気で考えている。

傘寿を迎えるとそう言うことも気になるものだ。
これからは1年づつ重ねる年は貴重品である。

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