傘寿を祝うカキフライと冬の味覚
美味しいものが続く季節だ。
先日出かけた小松の魚屋さんで牡蠣を見つけた。大きな牡蠣がびっしり入っていた。手に取ると魚屋のおじさんが声をかけて来た。「それ、2500円するよ」なるほどかなり入っている、しかしそれ以外は透けて見えるほど少なかったのだ。
誕生日には、大量のカキフライを揚げた。
牡蠣が油に跳ねる音を聴きながら、フッと思った。
生まれた時に、80年後の誕生日にカキフライを大量に揚げている姿は想像しなかったなぁーと。当たり前だけれど。
何か不思議な気持ちだった。
家人は毎年比良のfantail.hiraさんに誕生日ケーキをオーダーしてくれる。
今年はフルーツたっぷりのタルトだった。(トップ写真)
私は彼女の作るケーキの大ファンで、skogの企画展は常にお世話になっていたけれど、最近は中々伺えない。けれど誕生日だけは絶対に彼女のケーキと決まっている。
カキフライとケーキで無事に傘寿を迎えた翌日、又牡蠣が届いた。
ご近所さんに北海道のオホーツク海から殻付きの牡蠣や帆立が届いた。家にガス火がないから調理出来ないというのだ。
カセットコンロの調理をお勧めしたけれど、ほとんどを我が家に置いて行った。
何より好きな焼き牡蠣を家人は嬉々とやってくれた。
紀州の備長炭を買って、折あればと狙っていたチャンスであった。
今冬は越前蟹にも恵まれて、食生活が豊かな月であった。
市田柿の干し柿に失敗してからリベンジした干し柿の出来具合は上々で、毎日美味しく頂いている。
最後に出来た岐阜県大垣市のふじ柿は、干した後も普通の柿の2倍も大きかった。
干し柿に私流に好みを上げれば、1位は長野県大森町の市田柿 2位は奈良市のあんぽ柿 3位は大垣市のふじ柿
市田柿の失敗で沢山の干し柿に出会えた。
「門松や 冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」
が身にしみる年齢ではあるけれど。
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