選挙後に求められるもの─政治の言葉と暮らしの実感

北海道北見市が沖縄よりも高温になったと報じられた。日本はどうなっていくのだろうか。関西でも外へ一歩出ることさえためらわれるほどの暑さが続いている。
そんな中で行われた参議院選挙。昨夜は開票速報を見ながら、結果が出るのを「もう少し、もう少し」と待ち続けて案の定、寝不足になった。
ただ、結果自体に大きな驚きはなかった。私が予測できた程度の内容であるならば、世間もまた事前に察していたに違いない。
だが、問題はその先である。日本はこれからどこへ進むのか。政治評論家たちの解説を聞いても、確信を持てる話は少ない。皆が口を揃えて語るのは「石破総理続投」であるが、これは選挙中から既に決まっていた既定路線であろう。
重要なのは、ここからの政治の展開である。敗北の責任を石破総理が一手に引き受けた上で、党内再編や他党との連携が進めば、いずれ本格的な「石破おろし」が始まる可能性は高い。火中の栗を拾いたくない政治家たちは、いまは静観を装いつつ、次の動きをうかがっているに違いない。
そして忘れてはならないのが、我々国民の暮らしである。
野党は「是々非々」の立場を強調しているが、現実には「我が党こそが」という野心が見え隠れする。その姿勢が、果たして国民の望む方向と一致しているのかどうかは疑問である。
もし本当に国民生活を第一に考えるのであれば、与野党の立場を超えて、建設的な政策論議と協力が必要である。今回の選挙では、若い政治家の登場も見られた。これを契機に、現実に即した実効性ある政治がスピードを伴って実行されることを期待したい。
たとえば、かつて参議院で否決されたガソリン暫定税率の廃止法案。今の議席構成であれば、再提出すれば可決の可能性もある。まずは、そうした具体的かつ国民にとってわかりやすい政策から取り組むのは如何であろうか。
国民が「政治は変わった」と実感できるかどうか。選挙という区切りの先に求められるのは、言葉ではなく実行力である。期待と不安が交差する中で、これからの政治に、真の変化と責任ある姿勢を見せて欲しい。
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