個人株主の出番?

サモトラケのニケ

今日の日経朝刊「大磯小磯」欄を読んで、合点がいった。
最近新聞では、企業業績は急回復し最高益をあげていると、報じられるわりには、足下に回復の兆しが見えてこなかった。
それもそのはず、家計を犠牲にして作った企業利益が国内で使われず、昨年の企業の過剰貯蓄15兆円のほぼ全額が海外に流失していると知らされて、唖然とした。
これが事実なら、企業も人の集まりである以上、自分で自分の首をしめたことになる。
不景気は弱いものに一番に影響する。
リストラ、減給それらに耐えて、会社の景気が上向いても、それを享受出来るのは何時のことか。
景気が悪い時は「景気が悪いから」といわれ、良い時は「悪い時の為に」といわれて黙々と我慢をしいられた。
やっと光が見えた時、その果実は社員の頭の上を通り越して、海外へ流失していたら、どれほど失望するか。
「苦しきことのみ多かりき」の人生はごめんだ。
大磯小磯では日本経済は動きはじめた。株式市場は明るさをまし、昨年は5兆円の個人預金が有価証券化されたと伝えている。
株主として会社経営に参加し、企業が過剰貯蓄を国内で有効に使うことを促して、デフレから脱却しようと結ばれている。
個人の株式市場への参加は歴史が浅い。やっと、投資ファンドに目が向き初めたばかりである。
道のりは遠い。

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