大型官製談合

社会的な地位、名誉、権力を手にしても、人間の欲はどこまで深いのか。
道路公団副総裁 内田道雄氏も子供の頃には「嘘ついたら針千本のーます」とか「地獄に落ちる」とかいわれて育った時代の人であろうに。
テレビの前でしゃーしゃーと嘘を述べ、都合が悪くなると追求した方に名誉毀損といい放ち会合の出席を拒んで来た。
「晩節を穢す」のは人として耐えられないことではないだろうか。
今でも「知らなかった」と主張していると伝えられるが、すべてを明らかにし、10月の分割民営化に向けて透明性を高めて欲しい。
今年の6月には
薬害エイズ事件をめぐって名誉を傷つけられたとして、故・安部英 元帝京大学副学長が、ジャーナリストの桜井よしこさんを訴えた裁判で、最高裁は、桜井さん逆転勝訴の 判決を言い渡しました。
嘘で保身を計る権力者の前に、検察はなかなか腰を上げなかったが、最近は風向きが変わってきたようだ。
猪瀬直樹さんや桜井よしこさんは、作家であったり、ジャーナリストであったり、ペンで仕事をする人たちである。
官僚や政治家に世の中をかえる人材はないのか。
桜井さんは2度ほど面識がある。
エレガントとは彼女の代名詞かと思うほどの物腰で、舌鋒のするどさは見かけでは分からない。
深い洞察力が彼女の武器である。
郵政民営化問題は官製談合を知っても、まだ反対を主張出来ようか。
今、民営化しなければという危機感を一般人は持っていますよ。
施行までに中味をつめるのには「長すぎる」と思う期間がある。
それでも反対というのは「民営化の意思がない」ということで、自民党の化けの皮ははがれて来た。
小泉総理に公約を守る責任と「自民党をぶっ壊す」時が試されている。
しかし、選挙をしても正直、入れる人がない。
テレビで堂々と大嘘をついて、官も民のトップも恥知らずである。
信じられる人が今の所、何処の政党にも見当たらなくなった。
選挙に対する失望感は強い。
投票率の低下は「嘘つき」が世の中を動かしているからだと、国のトップは肝にめいじてほしい。
私のブログを読んだといって、知人からご提案を頂いた。
今や、ブログは庶民の生の声を聞く有力な存在になっている。
政党はブログをチェックするバイトでもやとって、それをチェックすれば国民の総意をもっと知り得るのではないかと。
多分それは既にやっていると思うが、どうやら総意より票田の方に魅力があるようですよ。

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コメント

    • 2005年 7月 27日

    検察も世論の動向をみて動く。遅々として進まない構造改革だが、官のでたらめ振りが少しずつ白日に晒されつつあることは構造改革の動きなくしては語れない。小泉総理もワンフレーズ政治でその軽さが心もとないが、亀の甲羅の如くカチカチの保守政治がメルトダウン現象を起こしつつあることを考えれば彼の功績として評価してもよいのでは?
    選挙前になるとゴキブリの如く這い出してくる手合いが何処にでも見かける。彼らは候補者の主義心情には全く無関心、唯先生と握手して周囲の人に自分の存在感を誇示したいとの欲望からである。対する先生は何処の誰かは全く記憶にないにもかかわらず。厄介なことにこの手合いは投票には忠実である。一方インテリといわれる類は少数派の現実を予見して投票には腰が重い。寓衆政治が民主主義のネックだと諦めは早い。
    ちりも積もればいつかは山になる。何時かを信じて粘り強く気長に取り組めないものか。

    • f
    • 2005年 7月 27日

    猪瀬、桜井氏のような人がよくもいてくれた。官僚、国会議員に彼らの国を思う心を煎じて飲ませたい。今回こそはとの検察の意気ごみは怖いほどだ。今回こそ徹底的にやってほしい。
    しかし、検察の手は足らないだろう。

    • skog
    • 2005年 7月 27日

    jさんfさんコメントをありがとうございます。
    お二人の「熱きこころ」全く同感です。
    語らねば分からないのに、最近は「熱きこころ」を知られたくない若者が多いですね。
    これも教育の弊害かもしれません。

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