震災復興

東京の会社が夏の電力不足の解消に北海道や九州に会社機能を移していると言うニュースに接してやったあーと叫んでいる。
こういう身軽な動きにnetの果たす役割も多いだろう。
それに引き換え、政府の復興財源に対する安直な考えには首をかしげざるを得ない。
まず、一番に言われた消費税増税。
消費税率を10%にすれば年間200万円くらいの消費をしていれば10万円の負担増になる。
まして、これから住宅を建て、車を買い家財を充実させなければならない被災者には重い負担である。
被災者には還付金制度を設けると言う意見もあったけれど、全国に散らばる被災者に対して政府としても十分に整備が間に合うかと心配になる。
そして、一般のこれから家を建てよう、家電製品を買い替えようとする人々の消費マインドは確実に落ち込む。
それでなくても既に消費マインドは落ち込み、悲鳴を上げている業界もある。
日本の景気を冷やして復興なんかあり得ない。
税率1%増なら未だ分かるけれど、すぐに消費税と言い始めるのはいかがなものか。
何やら年金原資にも手をつけようとする動きも感じる。
年金の信頼がそれでなくても薄れているのになにを考え出すやら。
政府の考え方は旧態依然、知恵を出して欲しい。
私とは違う頭の仕組みを持っているからこそ、日本を任せてきている。
この際に中々しにくかった消費税を上げてしまおうという意志が見え見えである。
ガソリン価格はどんどん上がりトリガー制度は凍結、休日1000円の高速料金も終了
これでは出かけようとする足は当然止まる。
原発事故で外人が来なくなり日本人も動かなくなれば観光地の息の根も止まるんじゃなかろうか。
被災地以外は元気を出して経済活動をして欲しいという声が聞こえる。
とてもいいことだと思うけれど、経済活動を出来る背景が不安になりつつあると感じている。
積み上げたものが一瞬に壊された時に人の人生観は一変している。

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