アベノミクスは期待の星だろうか。

今日のきなこ
新しいボールに熱中。

アベノミクスのおかげで景気は上向いているそうだ。
けれども4月になると消費税をはじめ高速道路の割引廃止等年金生活者には厳しい季節が始まる。
先日、何気に見ていたテレビで「女性の活動を妨げる障壁を取り除く案」を今年の6月から開始するという報道を受けて驚いた。
障壁とされるものは、主婦の優遇措置と言われる配偶者控除、主婦の収入103万円までの所得税控除、第3号被保険者の資格は収入130万まで。
これらの優遇措置をなくし、好きなだけ働いてもらうというものだった。
そんな事を政府に決めて頂かなくても、働ける環境と能力を持っている人は既に気にせず働いている。
大学は出たけれど、就職先がない。
正社員になれず、結婚することもままならない。
非正規雇用は年々増えている。
その国でも女性の力を伸ばそうとすることは嬉しいことである。
けれど、現実味がない。
待機児童を抱える家庭。
待機老人を抱える家庭
103万円以上の収入が得られる仕事につけるチャンスはどのくらいあるだろうか。
それまでに解決しなければならない問題は山積みである。
子供がいても、体の不自由な老人がいても103万円以上の給与で雇用してくれる企業を先に見つけて欲しい。
例え、20年先の話とするならば教育費は全て無料として、等しく受けられる教育の場を政府は提供しなければならないと思う。
今の受験制度では国立大学は富裕層でなければ入れない現実もある。
富裕層と貧困層の格差は開くばかり。
暴動を起こさない大人しい国民もいつまで我慢ができるやら。
今年の6月からこの案が活発化されるとは考えにくいけれど、政治家は民のカマドを本当に知っているのかと疑いたくなった。
日本は長い間、専業主婦を当たり前とし、少し前まで女性を進出させないように出る杭を打った国である。
働く主婦からは専業主婦の優遇制度については、以前から避難の声はあった。
優遇制度を廃止するのを反対というわけではない。
けれど、主婦が働ける環境ずくりが全く進んでない時に時期尚早と思わざるを得ない。
急に聞いてびっくりした話なので正確でないかもしれないけれど、この話を聴いた途端に何とも言えない不安な気持ちになった。
政府がコロコロと方針を変えるので若い人の人生設計が立てにくい。
アベノミクスは、そんな全てを解決してくれるのだろうか。
今まで「まあー最近の総理の中ではいいかなあー」と思わないでもなかってけれど、ここまで言及されると不安になってきたのは私だけではないだろう。

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