好奇心が導く旅路――遠くへ行きたい、その果てに
紙書類を整理しようと手をつけたら、溜まった紙情報のほとんどが旅行に関するものだった。
旅先のメモやパンフレット、行き先の計画や地図。 これらを見返すと、私の人生において、旅がいかに大きな部分を占めていたか再確認することに繋がった。
私を動かす原動力は知らない町への旅だ。
旅は、詰込み学習で学んだ地理や歴史を思い出し、新しい知識を得られる。
旅心の根底には、「好奇心」がある。「好奇心」ほど人をつき動かすものはない。
宇宙へロケットを飛ばす科学者も、偉大な芸術家も、その根底に強い好奇心が無ければ根気が続かなかったのではないだろうか。
一緒にするには失礼だけれど、私にとって、その好奇心が向かった先は「知らない土地」であった。
その昔「何でも見てやろうと」いう本が一世を風靡した。
本の表題は私の頭にこびりついて爆発した。
それ以来、「遠くへ行きたい」という思いは私の永遠のテーマとなった。 日本中を走り尽くし、40代からは毎年一度、海外へも足を運んだ。
その度に好奇心は育っていった。
もうすぐ傘寿となれば少しは下火になると思いきや、追い込みをかけるかのように加速している。
好奇心は健康の糧にもなっていると確信している。
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