自然のこと
八坂の塔
連休の前につれない台風接近のニュース。
秋の始まりの儀式のような台風は、何故か週末に訪れる。
収穫を前に田畑が水につかり、果実が地に落ちる。
青森で落下したりんごが京都のスーパーで格安に出たときを思い出す。
1年かけて育てた果実が一夜で落とされるのはいかにも辛い。
自然の前には無力である。
自然には無力であると心から思えるようになったのはいつ頃だろう。
死生観といえば大げさに聞こえるが、98歳を目前に母が力尽きた瞬間のような気がする。
人は死ぬ。
自然の事とはいえ、自然と考えたことはなかった。
不思議だけど。
人の力の及ばないことがあって当然で受け入れなければいけないが果たして自然界の脅威の場面にも無になれるか、台風襲来を聞くとこの頃はそう思う。
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