子供の風景

春休になって、小さい子供と祖父母のカップルを沢山見かけるようになった。
この1月に行ったスペインは子育てに祖父母は欠かせない。
スペインの学校の登下校は必ず大人が付き添はなければならない。
共働きが普通のこの国では祖父母の存在なしでは子育ては難しい。
都市では近所の助け合いシステムも充実しているらしい。
夕方の広場では子供の歓声が上がり、祖父母が見守る風景を方々で見かけた。
人懐っこい子供達でカメラを向けるとニコッと笑ってくれる。
見守る大人も「可愛いでしょう」と言わんばかりの笑顔を振りまく。
日暮れの広場に日本では考えられない子供や大人が溢れている。
遊具らしきものは何もないどころか遺跡や寺院が立ち並ぶ広場を子供は走り回り大人はお喋りに余念がない。
夕食は遅く午後9時以降、子供は宵っ張り、そしてこの国は未だにシェスタがある。
ユーロー圏の中でスペインとポルトガルは経済的には貧しいと言われているけれど、人間的で羨ましいとさえ思えた。

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