ドライアナベルの七変化

庭植にしたアナベルは毎年巨大な花を咲かせるようになった。
アナベルは水揚げが難しい花なので、数本活けるだけで放置していた。
理想的なライムカラーに変わったときにカットしてドライ・アナベルに挑戦した。

このままに仕上がれば、ご近所さんも喜んでくれると思うと心ウキウキ、家人の手も借りて数十本をつるした。
翌日ドライになったアナベルはワイヤーが緩んで、数本が地に落ちていた。
私の仕事はいい加減だからと笑われて、家人が丁寧に作り直して再度つるした。
アナベルのドライ化は早かった。
翌日には出来上がっていたのだ。
それを念のために再度つるしなおした。
それがあだとなり、あっという間に茶色のアナベルになった。



がっかりして、言葉もない状態。
北海道の花友さんに嘆いたら、こともなげに言われた。
「じゃあ、ハイターに漬けたらいいよ。真っ白になるから」
頭に中に電流が走るとはこのこと。
電話を切るなりハイターバケツを作って漬け込んだ。

漬ける事3日。
水は黒くなったけれど、アナベルは茎は白くなったけれど花は未だ茶色だった。
そこでハッと気が付いた。
アナベルを入れすぎたんじゃなかろうか。
バケツ一つに1本入れて再度、ハイターに漬けた。

翌日トップ写真のアナベルが出来上がった時は、造花のような美しさに苦労が報われた。
バックヤードの狭い場所に置いたバケツの水を、通りかかるたびにかき回してくれた家人も本当に白くなったアナベルに喜んでくれた。
茶色、ライム、白の3種類のアナベルが出来上がりつつある。
これは、コロナ禍だからできたこと。
姉母は、滋賀県にもコロナ感染者が増加して面接が一段と厳しくなった。
またしばらく会えないかもと手を握りたくても、距離をとっての面接だったので手を振って別れた。

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