割れ鍋に綴じ蓋|錫(すず)の鍋 ‐ 青木 聖

お気に入りの錫の鍋は高温に弱く何度か作家の青木 聖さんの元に修理に出しながら、
家人が作った「綴じ蓋」とうまく折り合ってきた。
所が今日ついに終焉を迎えたかもしれない。
鶏肉を蒸そうと錫の鍋の上に蒸篭を載せてガスにかけた。
気が付くと錫が溶けてコンロの上にボトボト落ちている。
慌てて火を消したが時遅く鍋には大穴が開いていた。
ここまで穴が開くとこれは全て溶かして作り変えるしかなく、かけつぎでは間に合わないだろう。
青木さんもさぞかし呆れると思う。
初めの時こそ[いえいえ、鍋が使われて修理に帰ってくるのは嬉しいものです」と言って
いただいたけれど・・。
修理に出さなければ、いや出したとしてもサイズが変れば綴じ蓋は合わなくなる。
家人が陶芸の木村先生(故人)の元で作った蓋で私が大事に使っているものである。
修理に出すか否か未だ決めかねている。
相手をなくした綴じ蓋はどう思うのだろうかと・・。
【追記】錫の鍋のその後は、こちらからどうぞ ↓
割れ鍋に綴じ蓋のその後
使い続けると言う事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
銀の鍋にも驚きましたが、綴じ蓋の作家さんの腕前にも驚きました。
相手をなくした綴じ蓋には、今度は陶器の相手を作ってあげたらどうでしょう??
そうそう、今度試作で「ひらの片思い」なんて言う「やきもち」を作ってみようかと・・・
完成したらほんのり甘い焼き餅お届けしますね。
訂正…試作品の間違いです。
Skogさんお久しぶりです!最近ブログから遠ざかっておりまして、Skogさんの過去ログも巻きを入れて今読んでいるところですが、お元気そうで何よりです。
お鍋、残念でしたね。でも、こんなにちゃんと(?)穴が開いたお鍋を見るの、初めてでビックリしました!
ほっとママさま
綴じ蓋の再婚相手は又捜しましょう。
それよりも新作「やきもち」のネーミング「ひらの片思い」座布団1枚!!
ヒットの予感がしますねー。
まあ、さきよさん
ホント、お久しぶりですねえ。
貴女こそお元気でしたか?
錫はやわらかく取り扱い注意なのに、長時間かけ過ぎたのでしょう。
うどんすきには最高でした。
未練タラタラです。