オリンピック選手の健闘

高島市朽木

石原都知事は福田総理が選手に「せいぜい頑張ってください」と言ったとかで噛み付いている。
確かに「せいぜい」というのは正しくない。
常に原稿を読む人は自分の言葉で話す時にこういう間違いは犯しやすい。
総理に期待していない私は目くじらもたたないけれど。
選手の健闘は凄い。
4年に一度の祭典に日本を代表して参加している自覚は大変なものである。
私が目くじらを立てるのはインタビュアーの貧相な質問である。
破れて声も出ない選手にマイクを突きつけて「お気持ちは~」とか、金メダルが取れず表彰台に上がった選手には「ここで他所の国の国家を聴くことになりました」のような発言。
競技が終わった直後は呆然として声も出なかった選手が一生懸命に笑顔を作っているのを知らないわけではあるまい。
柔道の金メダルでしたか、サイコーと喜ぶ祖母さんに「お気持ちは~」とマイクをむけた途端に「だから、サイコーといったでしょ!」といわれた時は痛快だった。
最近の記者は言葉を知らないし、意味のない使いまわされた言葉を平気で連発する。
それはオリンピックに限らないけれど。
選手一人一人にドラマがあり、計り知れない努力の末にオリンピックのステージに立っている。
結果がいいに越した事はないけれど、結果にこだわらず選手の健闘を称えたい。

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