今日の庭 – テイカカズラ・クレマチス・カシワバアジサイ物語

今年は、テイカカズラが猛烈な勢いであちらこちらに絡まっている。
玄関の前に立つと何処からともなく芳香が漂い、ちょっといい気持になる。
それが「テイカカズラ」の匂いだとは思ってもみなかった。
神戸のに伺った時に頂いたからもう10年以上ここにいる。
庭の奥にあるバイカウツギだろうか、バラのシンシアだろうかと思っていた。
それにしてもいい匂い、ジャスミンに似た甘い香りだ。


テイカは藤原定家のことで、カズラはつる性植物という意味。
藤原定家が愛する人を忘れられず、テイカカズラに変わってその人の墓に絡みついたという。
花の様子は楚々と可愛いいのに「定家のおじさん勘弁してよ」


午後、クレマチスに当たる西日で花や葉が透けて見えた。
しばらく見とれるほどに美しかった。


一寸見えにくい場所で、外向きに咲くクレマチス。
今年植えた苗なのに大きく花開いてくれた。

薔薇の季節が終わって、庭の花は紫陽花に移った。


この柏葉紫陽花を見ると思いだすことがある。
随分前に、季刊誌Garden Gardenさんが取材に見えた。
庭の写真を撮ろうとした時に「ここに柏葉紫陽花がありませんでしたか?」と言われた。
柏葉は大きくなると場所塞ぎになるので鉢上げした時だった。
こんな場所に咲く柏葉紫陽花が雑誌の編集者の印象に残っていたなんてね。
かなりがっかりさせて申し訳なかったので、再び同じ場所に植え付けた。



何を植えるか分からない時から、無難な白花を植えていたのでリビングから見えるのは白色の多い庭になっている。


1本だけ急成長したアナベルは、そこだけ白く目立つ存在だった。
雨が降る前に切り取って室内に飾った。
白色は、室内に入れても静かでいい。

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