金沢の魅力 – 貴船の料理と実生のお茶

久しぶりに金沢に出かけた。
町のサイズが身に会うのだろうか、何処を見ても懐かしく感じるほど見慣れた町になった。
やっぱり落ち着く町だった。
コロナ禍が緩んだのか、今までにないほど町中は賑わっていて、いつもの駐車場に入れなかった。
橋場町に車を停めて、今日の目的である彦三町の貴船までの道は「あかり坂」を通った。
ワクワクする路地が続く
犬や猫も狭い所が好きだけれど、人間も好きかも知れない。
そうでもないか、私に限ってかもね。
今月の貴船のお料理
初めに運ばれた水の器には可愛い鮎が泳いでいた。
ビックリするような演出を見せてくれる。
その上の器は能登の岩だこ、イチジク、ジュンサイ等々季節感にあふれる小皿が並んだ。
この貴船の予約は毎月1日に何十回と電話して勝ち取る。
まさに勝ち取るという言葉が相応しい。
「もういいか」と諦めた頃に電話が繋がる。
繋がったところで「満室」と言われることもあって疲れがどっと出る。
予約が出来た日の為に年間体調管理をしているようなものだ。
年間半分も予約は出来てないけれど、数年間通っているので1年間のお品書きは一通り分かっているつもりである。
ところが去年と同じ月に伺っても去年と同じメニューが出たためしがない。
金沢まで行かなくても京都にも名店は多々あることは知っている。
○万円なら美味しくて当たり前。なんとも知らないから言うのだけれど、感動があるかしら。
感動にはコスパの良さも必要条件だと言うのが私の流儀。
帰り道は、動橋にある加賀棒茶工場に隣接するカフェ「実生(みしょう)」でお茶をして体勢を整えて家まで一気に走る。
この可愛い茶道具に癒される。
美味しいお茶とお菓子で500円。
席数は少なくゆったりとしたスペース。音楽はなく、話し声は小さい。
ディスプレイされた魅力的なお茶の器たち。
眺める間に、気持ちが鎮まる。
この日は絵手紙展を開催中だった。
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