破れ鍋に綴じ蓋

朝一番にすることはブラインドを開けて庭を眺める事。
暑さでかまってやれないうちに相当荒れている。
それを見届けるのも朝の仕事。
それが昨日の朝は違った。
大好きなニセアカシヤの鉢が横倒しになっていた。
大木のニセアカシヤは我が家で一番大きな鉢に入れて管理していた。
台風の風でも倒れなかったのに、昨日は横倒しになっていた。
雨をいいことに何時もより起きてくるのが遅い家人の部屋に飛んで行って報告した。
飛び起きて駆けつけた家人は、呆然。
どうやら大きな鉢を動かす時の為に、使ってないスケートボードの上に置いていたら、腐って折れたようだ。
鉢も無残に割れて見る影もない。
けれどこの大きさの鉢でないとニセアカシヤは管理できない。
鉢を買うのはかなり痛い出費になりそうだ。

家人は、春から京都に金継の勉強に通っている。
「これは金継出来ないかなー」と残念そうな声で、家人をそそのかした。
それから家人の行動は早かった。
丁度、鉄工房に出かける日だったので、鉢の受け台を鉄で作って来た。
夕方工房から帰るとスケートボードを細かく分解して今日のごみ回収に出すところまでを済ませた。
今日は朝から鉢の欠片に穴を開けて銅線で繋ぎ、コンクリートボンドで貼り合わせた。

夕方までにはほぼ完了させていた。
器用な人とは思っていたけれど、これには感動した。
私は誰にも当てにされない不器用者
「割れ鍋に綴じ蓋」のことわざが頭をよぎった。

鉢を買い替える代金は銅線代金で済ませたのはお手柄でした。

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