歴史ハイキング当日

今日も爽やかな空が広がりました。
沢山の参加申し込みに嬉しい悲鳴をあげながら準備を進める中、思いがけないアクシデントが起こりました。
当てにしていたトイレが使えません。
最終手段は車を用意して山を下りピストン輸送をしようと決めた。
方々トイレを捜すうちにハシゴ谷に行く途中にびわこ成蹊大学の施設があました。
トイレ借用の依頼をすると、直ぐに了解して頂き感謝です。
当初の参加予定者は58名。
トイレは重要な要素で一時は深刻に悩みましたよ。
ハシゴ谷に行く道はかなり狭く石ころがゴロゴロして歩きにくい上に狭い。


狭い山道をのどかにゆっくり歩く。
その先頭を歩く比良岡さんは折角来てくれたのだからと、解説を面白く脚色して沸かせてくれました。
お昼はお楽しみの「比良の新米おにぎりと熱々の豚汁」

少し山道を歩いた後だけにおにぎりの美味しさと豚汁の熱さが体にしみ込む。
あちらこちらから「美味しい」の声が上がり、何よりの励みになった。
ダンダ坊遺跡はほとんど手つかずの遺跡で、詳しい資料がある訳でもない。地元に残された資料の判読や子供の頃からの思い出を交えて語っていただきました。
「信長の比叡山焼き討ちは何故おきたのか」という疑問をテーマに上げただけに解説の和田学芸員さんも四苦八苦の解説です。
平安時代に出来た寺院が戦国時代まで残っていたのかどうか、それすら分からないのですから。
地元語り部の森さんが「事の終わりは火で決着をつけるんですなあー」と言う言葉が印象的だった。
「だって戦争はみんなそうじゃないですか」と。
山岳仏教発祥の地で学術的な価値はあるのに解明されないのは本当に勿体無い。

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