家人の初作品  

夏の始まりだったか中頃だったか、お客様のOさんからお電話を頂いた。
新築した会社の玄関に飾る鉄のオブジェを造って欲しいというご要望だった。
Oさんにはご希望の形があれば絵を書いて下さいとお願いしていた。
すると「、希望する形はあるんです」とご主人様がデザイン画を描いてこられた。
比良山系の山と琵琶湖をイメージした花器というご要望だった。
どなたにお願いしたらいいかと考え中の私をよそに家人は作り始めた。
かなり嬉しそうに作っていた。
川北さんに吹きガラスで雫の花器を吹いてもらって、着々と準備が進むけれど、私は怖くてまともに相手に出来なかった。
9月末までに完成できるだろうかと問い合わせを頂くと家人は「はいはい大丈夫です」
竣工式に間に合わせる作品なんて、恐れ多くて見ることも出来ない内に家人はサッサと新社屋の真新しい玄関の正面にそれを作り付けてきたという。
クレームの電話が入らないことを祈った。
思いがけず、とても喜んで頂いたらしい。
Oさんに「お客様にも好評です」と言って頂いてやっと肩の荷が下りてきた。
先日の企画展にはご家族で来て下さった。
そして、ようやく私は家人の初めての作品に会いに行った。

DSC_0003.JPG
玄関正面の壁面の大きさから作品の大きさを決めたと言う。
シンプルで力強い鉄の比良山系、ハンマートーンを残した平棒は琵琶湖を表している。
5本のガラス花器には庭の花を摘んできてOさんが活けているそうだ。
玄関はガラスのドアなのでドアを開ける前からオブジェが見える。
なんとも晴がましい。

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コメント

    • yumiko
    • 2012年 11月 22日

    作品を作るということは自分を表現することでもありますね
    そんなことができることが羨ましいです
    そして、喜んで頂ける!素晴らしいことです!

    • skog
    • 2012年 11月 23日

    yumikoさん、コメントをありがとうございます。
    家人も、ホッとしています。
    ますます、やる気を起こしています。
    仕事があるのは幸いです。

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