本間 明子さんとの出会い|紡ぐ・織る・編む・縫う仕事展

本間さんとの出会いは、私の念力が引き寄せた。
2回目の「かんじる比良」の時だった。
その日は金属作家の松尾 陽子さんのワークショップを開催。

その時の記事はこちらからどうぞ
よみがえる100年
かんじる比良2008-秋4日目

お洒落な松尾さんはその日の朝、薄いオーガンジーの上に緑色でグラデーションされたフェルトの素敵なスカーフを巻いていた。
瞬間に心を奪われて購入先をお聞きすると、それはイギリス。
「それはそうでしょう、素晴らしすぎるもの。」
と、仕方なく諦めかけた時に、お客様でおいでになった本間さんがそっくりなスカーフを巻いていた。
目が釘付けとはこの事で、さっきまで諦めていた気持ちが吹き飛んだ。

お客様であることも忘れて「どちらでお求めになられたのですか?」とお聞きした。
すると「自分で作りました」と言うご返事。
直ぐに作品を見せて欲しいとお願いしたのが本間さんとの始まりとなった。
程なく、新しい作品を数点作って下さった。
薄いオーガンジーの上にフェルトで花の模様が広がっていた。
肩に載せて広げると、肌が透けてて美しい。

半年の準備期間を急かせて、昨日の記事で紹介した津々木さんと同じ「春色衣展」が最初の展覧会になった。
30枚のスカーフは、ほとんどお買い上げして頂いた。
当時のブログには
「インドシルクに草木染を施し、フェルトを薄く延ばして立体感を出しています」とご紹介している。


これは2015年の時の作品。

常に学ぶことを続ける人で、2009年にはフィンランドの研修に参加されて、その時に出会ったアートヤーンで作ったブレスレットは斬新だった。



今回は同じ糸にフェルトをプラスして新しいアクセサリーを発表する。
アートヤーンは軽いので、重宝するだろう。


数年前から、ミニチュアシュナウザーを飼い始めた。
ワンコ話の出来る友達が増えて嬉しい。
犬のいる生活は、楽しいけれど忙しいに決まっている。それが力になるのか彼女の作品は色鮮やかになって来た。


カシミヤのマフラーの先にフェルトボールを付けて遊び心を足している作品は大人可愛いい。

本間さんは堅実な仕事を重ねて実績を作る人。
時には、新しい作品作りにビックリするような冒険をすることもある。
物静かに見えるけれど、活火山の心を持つ人だと思う。
今年の噴火はどんな作品に燃え上がっているだろうか。

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