京野菜 かね松老舗・やお屋の二かい|京都,錦市場|姉母の事
買い物をしたいという姉母と京都へ。
御池どおりから一方通行の堺町筋を下ると、気になるショップが並んでいる。
今日は目的外になるのでそこは目をつぶって、錦市場の中にある「京野菜 かね松老舗・やお屋の二かい」という京野菜の店のランチを目指し・・ひたすら。
(※2016年に閉店したそうです)
途中に京都らしい銭湯があり、姉母はため息混じりに「オフロ・・」とつぶやく。
そろそろ温泉に行きたいと言う合図です。はい、今日はパス。
時分時でお店は、ほぼ満席
一部屋に私達ふたりと観光客らしいマダム3人連れが同席
美味しい美味しいと京野菜のランチを召し上がっている。
聞こえてくる言葉は関東語。給仕する側は今どき珍しい典型的京言葉。
旅先の言葉は、旅行者には堪らないご馳走だなーと感心しながら聞き入る。
そして出されたランチは見事に野菜、当然ですが。
姉母、浮かぬ顔で少しづつ残している。本来の目的は「とんかつ」らしかった。
その後年末恒例のセーター、ブーツ、帽子を2時間かけて選んでもらったので誕生日みたいと大喜びしてくれた。
東京に住んでいた頃の姉母は、私より足が速く長いホームをモノともせずに闊歩していましたが、
今は本当に小さくなって私は何度も足を止めて待ちました。
「私が死ぬ時はちゃんとお礼を言ってから死ぬからね」などと殊勝なことをいってくれる。
「今聞いた事にしておくわ」と愛想なく返事をしながら買い物袋を大事に抱えて車を降りる姉母を見送った。
「京野菜 かね松老舗・やお屋の二かい」から
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