徳山鮓(郷土料理) ‐ 食わず嫌いは、やっぱり損をしていた?

最近メキメキ有名になって、予約が取れにくい「徳山鮓(食べログ)」に出かけた。
場所は奥びわ湖にある余呉湖のほとり。


地元の余呉湖や山の幸で料理をされると言うので、シビエ料理の分野でも名前が通っている。
シビエ料理は苦手なので二の足を踏んでいた。
ところが、最近「鮒ずし」に目覚め、発酵食品でも名をはせる徳山鮓の「鮒ずし」を試したくなった。


コースの終わりに待ちに待った鮒ずしが出された。
粒山椒と蜂蜜で作られている緑のソースがかけられていた。
ソースは美味しかったけれど、鮒ずしには邪魔になる。
鮒の卵の色は美しく、ほのかに熟鮨の匂いがする。初めて鮒ずしを頂いた時は、その酸っぱさと臭さで苦手食品の最たるものになったけれど、自宅で作られる丹精込めた鮒ずしを頂いて以来、鮒ずしのイメージは180度変わって、今では大好物になった。

さて、徳山鮓を有名にした鮒ずしのお味は?
上品に仕上がっているので、初めての人でも気に入るだろう。
けれど、鮒ずしが好きで好きでと言う人にはどうだろうか。少し物足りなかったかも知れない。


もう一つ楽しみにしていたのは余呉湖の天然鰻


鰻のひげを見たのは初めて。
時々買って来る鰻とは一線を画す味だった。
弾力のある身は噛み応えがあって、タレはあっさりとしている。
粒山椒が載せられてピリッとしているのも初めての経験だった。


締めの雑炊はすっぽんの出汁に名残の熊の身が入ったもの。
全国の食通をうならせる「比良山荘」も熊鍋で有名、しかも我が家からは近いのに、熊と聞くと後ずさりして、行ったことがない。
徳山鮓で抵抗がなければ、次は比良山荘にも行けるかも。
小さく刻まれた熊の身は弾力がありコリコリとして美味だ。


これは最初の一皿で、中央はビワマスの卵。すっぽんの煮凝りや鮒ずしの天ぷら等
どれも少量過ぎて、のど元過ぎれば忘れる。


シビエのお皿。
中央はイノシシの生ハム、恐る恐る頂いたけれど絶品の美味しさ。
熊やイノシシ肉のパテ等を頂くうちにシビエに対する抵抗が薄れていった。

流石にこの季節は山菜の天ぷらを求めるのは無理と言うもの。
来年4月に予約を入れて来た。

店 名 徳山鮓(とくやまずし)
住 所 〒529-0523
滋賀県長浜市余呉町川並1408
TEL・FAX TEL:0749-86-4045
営業時間 完全予約制
電話予約可能な時間は9:00~12:00 15:00~18:00
現在、食事・宿泊の予約は2名以上から受け付けています。
定休日 不定休
その他 個室:有 貸切:可(20人以下可) 駐車場:有
アクセス ■ 電車の場合:・JR北陸本線「余呉駅」から車で約3分 徒歩なら25分
・北陸自動車道「木之本IC」から車で約10分
余呉駅から1,110m
滋賀県長浜市余呉町川並1408
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※お店及び、ギャラリー・美術館などの情報は記事作成時点のものです。最新の情報は公式ホームページにてご確認ください
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