初なりのホワイトゼノアがもたらした喜びと苦い経験

びわ湖の対岸、守山のOさんから頂いた無花果の木。最初は2個の実だけだったけれど、日の当たる我が家の1等地で大切に育てるうちに、8月の終わり頃から小さな実が次々と付き始めた。その果実を見つけた時は、信じられない事実に感動したものだ。

しかし、その喜びも束の間、収穫のタイミングを逃してしまうとは思いもしなかった。台風接近時に、いち早く非難させようとした時に、家人から「収穫した方がいいんじゃないか?」と声をかけられたけれど、初なりの無花果をどさくさの中で収穫する気にはなれなかった。もう少し様子を見ようと決めたのだが、台風が過ぎ去った後、鉢を戻そうとした時には、無花果は木に付いたまま腐っていた。

木なり完熟が美味しいと言うけれど、完熟を過ぎてしまうとは予想外だった。そのショックは大きく、寝つけないほどだったが、今日収穫した最初の1個は私だけに譲ってくれた。
ネットリと甘い無花果。その極上の味に救われた。

早速Oさんに報告すると、品種は「ホワイトゼノア」というものだと教えてくれた。この品種は、夏秋兼用種で、熟しても色づかず黄緑色の果皮が特徴。アメリカ原産で耐寒性があり、芳香が強いため、ケーキ用としても有名らしい。

無花果の知識はほとんどなかったけれど、調べてみると、切り戻しや芽かきをすると来年はもっと実がつく可能性があると知り、期待が膨らむ。我が家のような小さな庭でも植木鉢で十分に育てられることがわかり、久しぶりに心が浮立つ思いだ。

これからも大切に育てて、来年こそは無事にたくさんの無花果を収穫できるようにしたい。

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