姉母の誕生日

色々と心配続きの日もあったけれど、姉母は明日94才の誕生日を迎える。
先週から、「誕生日にはお寿司を食べに行こうね」と約束をしていた。
期待しているような雰囲気だったのに、今日迎えに行くと「眠たーい」と言って気の進まない様子を見せる。

「春のお誕生日はいいねえ―、桜が一杯の時に生まれたんやねー」
となだめつつ、あちらこちらの桜を見物した。
行きつけは西大津の「スシロー」
ここは車いすに配慮があって、スロープや多目的トイレが整備されて、とても助かるので姉母同伴の時は、いつもここと決めている。
さて何から頂きますか。
先ずは大好きなトロでしょう。
まさかと思ったけれど、イカ、タコ、貝類、トロ、ブリ、ノドグロ焙り等々を勧めてみるとどれも美味しいとかなり速いペースで食べてくれた。
ふと気が付くと9貫は食べている。
食べ過ぎが気になる頃、流石にお腹が一杯になったと言った。

姉母の3つ年上の96才の長姉が転んで顔に青あざが出来たと連絡があった。
施設から小型の車いすをお借りしてきたので、長姉の部屋まで行けた。
耳の遠い長姉は、姉母が目の前に座るまで気が付かなかったけれど、大喜びで迎えてくれた。
けれど、顔は紫に晴れて痛々しい、最近はよく転ぶようになったらしい。
骨折しないので助かるけれど。

姉母と長姉は話が噛み合わない。
長姉は、自分の言いたいことは言うけれど姉母の返事は耳に届かない。
大声で通訳するのも大変だ。
握りを食べられる姉母と違って、歯が悪い長姉はお寿司の魚を小さく切っても少ししか入らない。
未だ歩けるのでトイレや洗濯は自分でしているけれど、どこまで出来るか今年は厳しい状態になりそうだ。
地獄耳の姉母は、歩けない。
「二人合わせて一人前の人間が出来そう」と私が言うと「悪いとこばかり集められた方は、たまったもんじゃない」と家人が混ぜ返す。

そんなことを言って笑える誕生日は、あと何回あるだろうと一番下の妹は思って聞いている。

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