老人施設あれこれ見学に行く ‐ サ高住という選択|老後の現実

金曜日から、4日間アポの取れた施設4カ所をお訪ねした。
今まで遠い存在だった介護施設の事がだんだん分かった。
有料老人ホームには、

  • ・介護付有料老人ホーム(一般型特定施設入居者生活介護)
  • ・介護付有料老人ホーム(外部サービス利用型特定施設入居者生活介護)
  • ・健康型有料老人ホーム
  • ・特定有料老人ホーム
  • ・サービス付き高齢者向け住宅

が、ある。
管轄も厚生労働省出会ったり、国土交通省であったり。

今回訪問したのは「有料老人ホーム」と「サービス付き高齢者住宅」だった。
有料老人ホームはホテルのような風格で対応も丁寧だった。
生活を丸ごと見てくれるパックのようなところと考えればわかりやすい。

施設利用費がパックになっている分、パックに含まれない部分の介助は有料になる。
極端な話、ナースコール1回が1080円。
介護の消費税に疑問を感じた。

どちらの施設も、浴室、トイレ、食堂、談話室、個室などを重点的に案内された。
外の風景を見ると、どこも風景と言えるほどのものはなく、南側でも北側でも湖でも山でも味気なかった。
廊下の絵画、スリッパ、利用者用の椅子、玄関の雰囲気それぞれに気が付くところが沢山ある。

一番気になるのは対応して下さる方の話し方。
最近は会話の後に「ありがとうございます」と言う言葉が返ってくる。
常套句のようで、心のない言葉だと却って気になる…

何か所も行くと、それぞれ微妙に費用が違うし、思いがけない情報も得る。
サービス付き高齢者住宅の事は「サコウジュ」と言うのだそうです。

当たり前のようにこの言葉を連呼される施設の方に「サコウジュって何ですか」って質問すると「サ高住」の事ですよとの事。
何となく分かっていたけれど、初めて聞く私には耳障りだったのに、4日も施設周りをするとすっかり耳慣れして抵抗がなくなるのが不思議。

サ高住は特養に入れない人のために政府の肝いりで、雨後の筍のように出来始めた施設である。
簡単に言えば、老人に特化したワンルームの賃貸マンションである。

そこに住みながら介護保険を利用して日常のお世話を受けると言うシステム。
部屋の中で起きた事は、全て自己責任。有料ホームにしてもそこは同じ事だろう。

食事は自分で作ることも可能。
排せつ介助、入浴介助、車いす介助、着替えに介助が必要なら「介護保険」を使い、それ以上になれば実費ないしはパック料金とされるものをチョイスする。

先日、市役所に行って、特養に入る条件を独居が優先されるとお聞きした。
長生きしていいの?|特別養護老人ホームの事を市役所の「長寿課」へ話を聞きに行く

なので、ショートステイを利用しながら順番を待つ方法をご教授されたけれど「サ高住」を利用すればマンションに住む独居と認定される。
しかし、費用はそれなりにかかる。何処も凡そ月額200,000円前後。

2017.7.31追記
サ高住は高額過ぎると怒る私に、新しい情報が入って来た。
生活保護所帯枠があるらしい。
けれども、きっと狭い門なのだろう。

方々を回って、フッと気が付いた。
施設入居者の顔である。
一カ所だけ生き生きしている、女性がお洒落をしている施設があった。
そんなところはもちろん満床、待つ甲斐はありそうだ。

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