姉母の憂鬱|姉母看護日誌
今日は日曜日なのでリハビリはお休み。
それに、姪が行ってくれるので私はお休みと言いたいところだったけれど、夕方顔を出した。
すると、今までとは違い無表情でブスッとベットに横たわっていた。
「どうしたの?」と聞くと「泣きたい、もう死にたい」と言い始めた。
脳梗塞で検索していた時に、リハビリが始まると直後から2年くらいの間に「鬱病」を発症する例があると書いていたので警戒はしていたけれど、まさかこれが発症なのだろうか。
話を聞くと、転院しなければいけない事が大きな気持ちの負担になっているようだ。
未だトイレに行けないので看護師さんのお世話になっている。
転院してもしてお世話して頂けるのだろうかというのが一番大きい不安のようだ。
それと、親しくなった看護師さん達と離れる寂しさ。
自分では精一杯リハビリを頑張っているけれど、立てない事が分かった。
何時になれば立てるのだろうか。
このまま、立てない事になるのではないだろうか。
これらを考えると、気持ちが落ち込むのは仕方がない。
私なら入院した日から落ち込むだろう。
姉母は、リハビリが始まれば直ぐに家に帰れると思っていたので、現実に直面した事による不安の増幅だろうか。
右の片麻痺は左脳にダメージがあり、左脳の前部は感情をつかさどるので鬱に陥りやすいらしい。
私は余り上機嫌なので、何時かは反転するのではと心配していたし、反対に躁にも陥るのかと訝ったくらいだった。
今日は、私の作ったお弁当も要らないと言って受け取り拒否。
メロンも、チョコレートも食べたくないと子供のようになっていった。
脳梗塞の鬱は見つけにくいとも言われる。
そりゃー誰だって落ち込みますよと肯定されるからだ。
明日は主治医と相談して、もし本当に鬱であれば早めに治療を始めなければ。
今夜は私も眠れそうにない。
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