救命救急室の経験

春いちばんの花

 

毎週木曜日は姉母が坂本の家の夕食にやって来る。

その姉母が今日の夕食をキャンセルしてきた。
熱はないものの、昨日まで咳がひどかったので食欲がないからという。
午後に様子を見に行くと、毛布にくるまって寒い寒いと言っている。
熱を測ると38.5℃ 肺に水がたまり易くなっているので熱が出たら救急車で病院に来るようにと言われている。
ついに・・・。

日赤病院に電話をして指示を仰ぐと、救命救急センターに来るようにと言われた。
病院ではすぐにベッドに移されて、レントゲン、CT、採血、と検査が続く。
入院する事になるかもしれませんと言われて姉は半べそ。
しかし、レントゲン、CTも異常なし。勿論インフルエンザでもなし。
熱の原因が分からない。

かくなる上は膀胱炎、うん、これに違いない。
これは高熱が出るぞー。
しかし、これもなし。

もう帰ってよろしいと言われるまでに4時間かかった。
「あのーお口を開けて頂けますか?」
喉を見るのをすっかり忘れていた。
誰もが肺炎と思いこんでいたのだ。

気管支炎でしょうかね。

これが結論だったけれど、その4時間の間、救命救急室は次々と入院手続きが慌ただしく行われていた。
無罪放免になって、救命室を出るとやっと、生きた心地がしたのか姉母は「賑やかな所でしたねえー」とケロリと言ってのけた。

P1020168.JPG
消えたクリスマスローズ

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