わら細工の記憶

寒中お見舞い申し上げます。

お正月も終わり、今日は4日。
普通の時間が戻って来た。
年々イベントが負担になって、普段が戻るとホッとする。
昨年は喪中で、お正月のお飾りは出来なかった。
今年も長姉を9月に亡くしたので、2年続きにお飾りのないお正月になった。
けれども私には、どうしてもお飾りしたいものがあった。

藁細工の鶴亀
あるお宅の玄関で大きな藁細工の鶴亀を見つけて、是非作って欲しいとお願いをした。
けれども、それは無理なのでと、そのお宅が持っていたもう一組の鶴亀を譲って下さった。
折角譲って頂いたけれど、去年のお正月はそれを飾れなかった。
そのわら細工の鶴亀を、今年はガラスの鏡餅と一緒に居間に飾ってしまった。
姉たちは、こんな妹を笑って許してくれると、勝手に思っている。
トップ写真の亀も、金沢の花屋さんで入手した藁の亀
それだけを飾ると、えらく格式ばった感じがしたので庭の南天とおにゅう峠から取って来た日陰苔を足してみた。
ない方がシンプルで良かったかもしれない。
30代の初めに富山で暮し、その頃入手した藁細工の馬も今ではどこにも無い。
netで探すと

ヴィンテージ ジャパニーズ フォークアート:藁細工の馬

「新潟県で製作された工芸品。イネを背負った姿がなんとも縁起の良い藁細工の馬です。
昭和の中頃に意匠登録がされており、このモチーフが米どころでもある現地の土着的な景色だったことが窺えます。」
と、解説された文章と共に同じ馬の写真があった。
私が見つけたのは、昭和50年頃、色あせているけれど未だに健在。
砺波のチューリップフェアの会場で、すぐに買える価格だった。
懐かしい。

去年のカレンダーを1枚めくると新年が始まり、私も一つ年を取った。
年齢らしく過ごそうとは思わない。
自分らしく今年も過ごしたいと思う。

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