秋の朝、穏やかな散歩道と小さな仲間

つい先日までの朝の散歩は、まるで修行のようだった。夏の名残で、30℃を超える日が続き、歩くだけで大汗をかいた。体力も奪われ、いつも歩いていた道が急に遠く感じ、歩くたびに「もう無理かもしれない」と思っていたほどであった。
それが最近では、朝の気温は20℃を切る日も時々あって、10月初めの頃が嘘のように楽になった。
散歩道の風景にも変化があった。
太陽の柔らかな日差しが川面に反射し、光のカーテンを織りなし、その美しさ思わず足を止めてシャッターを切った。

かつては、出合い頭に逃げていた「にゃんこたち」も、大人しく写真に納まるようになった。お互いに馴染みになったという事だろうか。


何処からか、金木犀のいい匂いがする。振りむいた先にあったのは銀木犀であった。

庭の植え込みも少しずつ変化して、秋咲きの花々が、ようやく活き活きとした姿になった。
短いながらも、この季節は最高の贅沢。 日差しは穏やかで、歩くたびに季節の変わり目を感じることができる。
毎朝の散歩が、心身を整えるひとときになっている。


こんな短い秋の訪問を、今年も心から楽しんでいる。 暑すぎる夏を乗り越え、冬が訪れる前のこのわずかな時間、穏やかで清々しい朝の散歩を楽しむことができるのは、本当に最高に贅沢な事だ。

秋ならではの、この瞬間が楽しい。

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