12月の雪

眠りの邪魔をするほど、ゴーゴーと風の音がして、明日は雪の朝になるのと思いつつ、昨夜は床に入りました。
朝、ブラインドを開けると、庭がすっぽりと雪に埋まっている。
12月に、これほど積もったのは、この地に住みはじめて以来の早い積雪です。
暖冬続きで年に2~3度20センチくらい積もるのがここ数年の景色でした。
ここに住んだ頃は近場にスキー場があり、日曜の度にスキー場にいそいそと出かけましたがスキー場も雪がなくなり、すっかりスキーから遠ざかってしまいました。
湖北方面から来るトラックは雪の毛布を被ったようになり、比良山の嶺は吹雪いて見えず、きーんと冷たい空気がすっぽりと家の周りを囲んでいます。
木枯しなぞと生易しくない比叡の吹き下ろしが叩き付けて、小さな庭は葉の無い冬を迎えています。
病葉が1枚残る土佐みづきの下に雪の中から水仙の葉がまっすぐに伸びているさまは、清々しく気品があるものだとしげしげと眺めています。
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