Stay Home

介護が始まって3年が過ぎ、一日中自由に時間が使えたらと願った時期がある。
新型コロナウイルスの為に、今年の2月末に姉母の施設は面接に制限がかかって、急に会えなくなった。
10日程との事で、しばらくは骨休めになるかと安穏に考えていたら、状況は益々厳しくなった。
そして、嫌というほど自由時間が出来たというのに、思い描いた自由な時間が実現できない。

午後に大きな雷鳴と共に霰交じりの雨が降った。
雨後、庭に出ると切り込みの深い赤いチューリップが口を開けていた。

普段は美しい花なのに。
コロナウイルスはどんどん身近に迫って、行動が窮屈になった。
Stay Homeはいつまで続くのか分からないけれど、見えないウイルスとの戦いは長期戦になりそうだ。



「姉母のお見舞いが、たまたま途切れている」という意識が頭を押さえている。
春夏物の姉母の洋服にアイロンをかけて準備をしたら、幾分胸のつかえが降りた。

家に籠る人、働かなければならない人、働いてもらわなければならない人。
なんだか切ないね。

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