手編みのセーター
NHKの朝ドラ「べっぴんさん」を見ていると手編みのセーターが沢山出てくる。
そのどれもが着やすそうで、何気ないけれどお洒落である。
首を伸ばして覗き込むように見てしまう。
skogでは毎年11月から12月には手編みの作品が沢山展示されていた。
どれもこれも、30年から50年間手編みを続けている作家さんの作品ばかりだった。
毎日見ている私は、セーターの上にお客様のお顔が浮かんでしまって、一番好きだったセーターから先にお勧めしてしまった。
5日間が終わる頃、残ってくれるように願掛けまでしたものだ。
今、私のタンスに並ぶセーター達を見るにつけて、その技の素晴らしさに感じ入っている。
作家さんが一番悩むのはセーターの価格を決める事
手間から思えば高くなるけれど、必ず買って頂ける価格となると・・
原毛を洗って、糸繰りをし、草木染め、それからやっと編む。
1枚のセータにかかる時間を、価格に転嫁すれば、デパートの高級品価格になる。
セーターが出来上がるまでの工程を知るにつけ、一枚づつが大切なものになった。
デパートに行けば百花繚乱、よりどりみどり溢れんばかりにセーターが並ぶけれど、作家さん達が手編みしたセーターほど、良いものはない
朝のテレビを観ながら、ますますその気持ちが強くなった。
私をセーター好きにさせた作家さんたちの作品展を、今年の10月に「もう一度のskog展」として開催したいものと考え始めている。
2017年の年明けに夢を見ている。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。