過去の記事一覧
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「玄蕃之丞」と上條恒彦さんを偲んで
2025.8.2
詳細を見る上條恒彦さんが85歳で亡くなられたという報に接し、朝からずっと、ある一曲が頭の中で流れている。「玄蕃之丞(げんばのじょう)」という歌だ。 上条の舞台は観たことがないが、この曲…
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二度観た「国宝」―小説と映画の交差点で
2025.7.21
詳細を見る小説『国宝』を読んだ後、どうしてももう一度映画を観たくなった。以前に鑑賞した際、深く感動したにもかかわらず、原作を読んでからというもの、その奥行きや細部をあらためて確かめたくなった…
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第45回しが落語──灼熱の午後に冷や汗の一席
2025.7.16
詳細を見る猛暑の午後、浜大津スカイプラザ7階ホールにて「第45回しが落語」が開演された。かつては夜間開催だったこの会も、何度かの迷走(失礼、試行錯誤)を経て午後二時開演という形に落ち着いた模…
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やくざ×歌舞伎×愛──『国宝』が凄すぎた話
2025.7.14
詳細を見る映画で心をつかまれ、原作で魂を持っていかれた──やくざと歌舞伎、二つの異世界が交差する小説『国宝』は、愛と芸に生きた男たちと、それを支える母と妻たちの物語だった。 映画『国宝』を…
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誰にも届かぬ心の声――映画「流浪の民」
2025.7.10
詳細を見る何とも難解な映画であった。観終えた直後、共に鑑賞した誰もが言葉を失い、場は一種の不思議な感覚に包まれた。感想を述べようにも、どこから手をつけてよいか分からない。理屈で「理解」しよう…
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転んでも舞台に立つ ― 水織ゆみリサイタル、笑いと涙の最終楽章 ―
2025.7.1
詳細を見る昨日は、待ちに待った水織ゆみさんの久しぶりのリサイタルであった。会場は京都府立文化芸術会館。開演前からロビーはご年配のファンで賑わいを見せていた。 「どちらを向いても高齢者」と言…
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圧倒的な迫力と美の世界――映画『国宝』鑑賞記
2025.6.23
詳細を見る映画『国宝』を鑑賞してきた。三時間という長尺にもかかわらず、これほど物語にのめり込んだのは初めてである。歌舞伎の世界をこれほどまでに鮮烈に、そして深く描き出した作品はかつてなかった…
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「芸のうどん、笑いの湯気」〜桂吉弥『かぜうどん』
2025.6.15
詳細を見る落語における「食べる」という行為は、実は非常に難しい。 器はない、箸もない、うどんも当然見えない。けれど観客は、目の前に熱々のうどんがあるかのように錯覚する。 それを可能にする…




