日経夕刊の映画紹介 ‐ 少女を変える温かい言葉|リトル・ミス・サンシャイン
昨日の夕刊に「リトル・ミス・サンシャイン」を紹介する文章をみつけました。
タイトルは「少女を変える温かい言葉」とつけられていました。
「負け犬になるな」の一点張りで育てられた7歳の少女がミスコンに出ることを目標にして会場となるホテルまでの1500キロのバス旅行の間に起こるさまざまな出来事を通じ揺れ動く気持ちを「敗者って負けるのが怖くて挑戦しない人のことだよ」といわれた一言で、彼女は後半勝ち負けにこだわらなくなった。「予選に通過した」と大はしゃぎした前半からは大きな変化だ。と、解説されているけれど、そうかなーというのが素直な感想です。
私には最近観た映画の中では一番のはずれでした。
多分子供の「ミスコン」いえいえ「ミスコン」に関係ない人生だったせいだけではないけれど「ミスコン」が嫌いという由縁もあるのかも知れません。
脚本家がアーノルド・シュワルツネッガー(Wikipedia)の「この世で嫌いなものがあるとしたら、それは負け犬だ」といった言葉が刺激になったそうです。
一昨年に大流行した頃から私は嫌いな言葉が「負け犬」です。
負け犬になりたくないとか勝ち馬になりたいとか言うのではなく、その言葉が嫌いなのです。
解説者は7歳の子供に「敗者は負けるのが怖くて挑戦しない人のことだよ」という言葉を温かい言葉と受け止めているようですが、使う所を間違うと温かい言葉どころではなくなりそうだというのが私の後味を悪くさせているのかもしれません。
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