長流の畔 流転の海 第八部、泥の河・螢川・道頓堀川 ‐ 宮本 輝

最近、再び書店に行くようになって久しぶりに宮本輝の本に出会った。
「流転の海」すでに八部まで出版されている。

この本の文庫は1990年に1部が出版されて次は何時出るのかさえ分からなかった。
ネットで検索すれば分かると今頃気がついたけれど…

第一部から第五部まではこちらで紹介しています。
第六部から第七部まではこちらで紹介しています。

宮本輝は私と同世代。
宮本の幼年時代は「蛍川・泥の河」の中で語られる。

戦後の日本は貧しく暗く、子供たちも世間の現実に直面しながら泥の中で生きるしかない。
その姿を書き切った。

この3部作で既に承知している宮本の人生に「流転の海」で、改めてのめり込んでいる。
この人の小説には、心深くをコヨリでクシュクシュとくすぐられ、いつの間にか涙が滲む。
残酷な現実を受け止めて、やるせなく読めるのが宮本輝の世界だ。
今夜から久しぶりに宮本 輝の世界にのめり込める。

本は人生は何倍も楽しませてくれる。
IMG_0877.JPG

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

skogBLOG内の記事検索

カテゴリー

過去の記事

書評・レビューの情報収集

ブログランキングで書評・レビュー関連の情報を収集できます!
ページ上部へ戻る