「NHKのど自慢グランドチャンピオン2025」—13の歌声が紡ぐ感動の物語

一昨日の夜、「NHKのど自慢グランドチャンピオン2025」が放映された。私はのど自慢が大好きで、日曜日に家に居れば必ず観ている。中でもグランドチャンピオン大会は、紅白歌合戦以上に楽しみな特別な時間だ。

今年の大会は、NHK放送100年と「のど自慢」80年を記念する特別企画として開催され、東京都渋谷区のNHKホールが舞台となった。出場者13組の熱唱はもちろんのこと、それぞれの背景にあるドラマに胸を打たれる。まるで13の短編小説を読み終えたような気持ちになるのだ。

チャンピオン大会に出場するのだから、誰も歌はうまい。しかも、最近ではプロ顔負けの実力者も少なくない。それでも、この大会の魅力は、出場者それぞれが「この一曲」に込めた思いがドラマとして伝わってくることだ。

ひとりひとりの話を聞くと、そこにあるのは人との絆だった。家族や仲間の支えが、その歌唱をさらに昇華させている。しみじみと「人っていいものだ」と感じさせられる。

そして、迎えたグランドチャンピオンの発表。今年の優勝者は、大分県臼杵市の代表として出場した来日7年目のスイス人。選んだ曲は玉置浩二の「行かないで」。

その歌声を聴いた瞬間、私は驚いた。日本人とは異なる感情表現の深さ。
まるで魂に直接語りかけるような歌声だった。

歌の力とは、こんなにも強いものなのか。

今年の「NHKのど自慢グランドチャンピオン大会」は、13の物語を紡ぎ、最後に心を震わせる感動を残してくれた。

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