宝の持ち腐れ

年々重いバッグが負担になり始めた。
やっと買った山葡萄の篭バッグ。これは特別に重い。
福島県会津の工人まつりまで出掛けて買ってきた。
買った時は周りにある立派な篭に目を奪われて、その重さに気付かなかった。
ここ数年、山葡萄バッグの出番は1度か2度になってしまった。
この篭バッグは長年に渡り受け継がれている技術や技が用いられた、伝統工芸品なのである。
作る工程を知れば、下へも置かないおもてなしで我が家の家宝となっている。

海外旅行で買ったブランドバッグはひとつも手元にない。
皮の重さが辛くなった時に、全部手放した。
今の愛用バッグは布製か竹製である。
竹は軽いし丈夫である。
去年、奥入瀬の「ゆずりは」さんで買ったバックは夏の間中使いまわした。
最近はナイロン製のリュックが旅行時の定番バッグになっている。

手放せない「工芸品」には手を出さなければいいものを、遠くからでも招き寄せられる魅力が工芸にはある。
欲しいものは無くなったと思う時もあったけれど、それはモノを知らなかったからであり、知れば知るほど底なし沼のような魅力が工芸にはある。

「人の手作りしたものが大好き」skogを始めた頃の情熱は未だに衰える所知らず健在である。

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