旅して見たバリ島の家庭掃除

10年前ほど前までの冬は、毎年バリ島へ10日間ほど出掛けていた。
南半球に位置するバリ島は星座も真逆で、のんびり田んぼを眺めてボォーっと出来る場所だった。
私が通っていた頃のウブドの街は日本人には耐えられない衛生状態の悪い場所があった。
家の裏を流れる、いや既に流れてない、どぶ川の存在だ。
大理石を貼った玄関は、毎朝丁寧なモップがけでピカピカだし、掃き掃除もきちんとされている。
そのごみの捨て場が問題だ。
ゴミの回収施設が無いのか、家の裏の川にそのまま捨てられている。
異臭が漂うゴミの川は山になり、野犬の集会場にもなっていた。
バリの住民は、掃除が嫌いではない。
ゴミの集積場の整備が出来たら、さぞかし清潔な街になるだろう。

我が家の床拭きをする時にいつも思い出す事がある。
ウブドでは、朝になるとお祈りが始まり神々へ線香とお供え物をする。
それが済むと掃除になる。
たまたま、滞在していたヴィラのオーナーの自宅でおしゃべりをしている時にメイドさんが来て、掃除を始めた。
なにげに見ていると丁寧な雑巾がはじまった。
床掃除が済むと、家具も全て雑巾をかける。
たまたまこの日が丁寧な掃除の日だったのかどうかは聞きそびれたけれど、重たい木製の椅子を一脚ずつ拭き上げる。
座面に接する木部の狭い所も、脚も残さず拭き上げた。

日本の家に帰ると、座面と木部の接するところは、明らかに埃があるのは分っているけれど、中々出来るものではなかった。
時間の流れる速さがバリとは違うと実感した。

そう言えば、他所のお宅の家庭内掃除等は見る機会のない事だ。
今日も床拭きをしながら、バリ島の棚田の風景と一緒に思い出していた。

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