風の盆‐富山県八尾町

風の盆が富山市八尾町で昨日から始まった。
「風の盆」に行くなら9月3日がいい。時間は午後11時過ぎだ。
この時間になると観光バスは引き上げるので駐車場は空いている。
それは分かっているけれど9時を過ぎるとソワソワして出かけてしまう。
最後に行ったのは2019年、タクシーで行ける距離に宿が取れた。
風の盆の町流しは11町がそれぞれの町で踊るので、三味や胡弓の音が聞こえるとその音に向かってぞろぞろと移動する。
真っ直ぐ歩ける訳ではなく、人混みを掻き分けて進むけれど行きついた先は既に人垣。

初めて行った25年前は今ほどではなかったので側溝に腰かけて次の町流しを待つことが出来た。
歯の根も合わないほどに深夜は寒かった。次回から寒さ対策をしていったら暑かった。
観客が急激に増えたせいだろうか。

9月3日の午後11時を過ぎると町流しはしばし静かになるが、そこで帰る訳にはいかない。
これからが本番なのだ。
被っていた編み笠をとり、踊り手が自分たちの為の町流しをはじめる。

人通りも少なくなって、道路が見え始める。
そこに染み入るような「おわら節」が聴こえ、胡弓と三味が聴こえる。
その時の感動は言葉や文章に出来るものではない。
鳥肌ものである。
そしてその時から1年先を待つ気持ちが生まれる。

9月になると、ソワソワするけれど「風の盆」は体力勝負だ。
体力に自信が無くなったら卒業の潮時だろう。
「何度も行ったから」と諦めの呪文を唱えている。

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