高岡市立美術館 – バンクシーって誰?
富山旅行中に高岡市立美術館で「バンクシ―って誰?展」が開催されていた。
私は油絵を少し描いた時期があると言っても「バンクシ―」との距離は地球から月以上に遠く、果たして理解できるかどうかも分からなかった。
思いがけない展覧会を前にして素通りするのは、もったいないとイヤホンを借りて会場を回ることにした。
私がバンクシ―の名前を聴いたのは、2018年トップ写真の「少女と赤い風船」を描いた作品が高額落札されるや、額に仕込まれたシュレッダーで突如細断されたというニュースだった。
意味不明と思いながら、ちょっと新鮮でバンクシ―に興味を持ったきっかけになった。
今回展示されたこの絵は、2002年にロンドンのウォータールー橋のたもとに描かれたもので、現在は存在しないらしい。
壁に描かれた作品をどんな形で展示するのかという事にも関心があった。
テレビスタジオの舞台美術チームが、町並を映画のセットのように再現してリアルさを体感できるような展示方法だった。
バンクシ―作品の本領は風刺を聴かせた反戦画。
世界情勢が不安な昨今、バンクシ―にはロシアやウクライナにメッセージを描いて欲しい。
ポスターに使われたこの作品は、2005年にパレスチナで発表した、火炎瓶の代わりに花束を投げる人物
初めて接したバンクシ―作品、旅先で鑑賞できたのは幸運だった。
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