森の音楽会-2

朝霧高原のホテルの窓に、一瞬だけ富士山が見えた。
前夜は、雨が降ったり止んだりする中で、範子さんの庭では二度と再現できない音楽会があった。
全く異なる楽器が演奏者の呼吸で即興で音を作ってしまうからだ。
時折、テントの上から雨が大きな音で落ちてくる。
それもみんなで楽しんだ。
私の知っている演奏家と言えば、宮川俊二さんだけだ。
まさか、彼がハワイアンを演奏し歌うとは思わなかった。
ソフトな甘い声でMCもすべてこなす芸達者はさすが。
敦子さんのフラダンスは、ファンが多い。
盾 直己さんによる民族楽器と歌
本格的な音響が持ち込まれているので、迫力満点。
アフリカ楽器の音色は、不思議に日本楽器の音とも共通する。
楽器の音色と生の声が共鳴する不思議感覚の音楽だった。
ギタリストのマサ大家さんと仲間達
仲間の中には中島みゆきの夜会のバックを勤めるバンドマンも。
それが、羨まし――い。
お腹が空けば、テーブルいっぱいのご馳走を一寸つまみ、椅子に座って目を閉じれば音楽会が始めると言う趣向。
雨音が大きくなっても、暗闇が広がる森の中は何も気にならない。
達者な演奏家たちの「Happy Birthday」が突然はじまった。
27日は、範子さんの誕生日。
100人は超えていると思うゲストが一緒に唄って祝した。
感動的なBirthdayになった。
だれもが憧れる範子さんのライフスタイルはガーデン雑誌のBISESの創刊号に掲載されている。
私は、いつも範子さんの背中を追いかけている。
そういう女性に出会えた事が嬉しくて、お招き頂くといそいそと450kmを走っていく。
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