西教寺 – 明智光秀公と一族の菩堤寺|大津市
家人の白内障手術が終わり、開眼祝いにご近所の西教寺に寄ってから帰宅した。
来年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公明智光秀が眠る寺なので、来年は大いに賑うだろうから今年の内にと久しぶりに行って来た。
参道の両側は今一番きれいな時で、先日までは高枝のみが紅葉していたのに、今日は全ての葉が赤く染まって綺麗だった。
近くにあるので当たり前のように通り過ぎ、熱心に境内を見学した事もなく、紅葉だけを散歩のついでに覗いていたけれど、説明書きをよく読むとこの寺も百済寺と同じころに聖徳太子が恩師である高麗の僧慧慈、慧聡のために創建されたと伝えられている。
中には立派な庭園もあるらしいけれど、本堂にも入ったことがなく客殿に続く庭園の美しさも知らない。
観光客の団体には説明がなされていたけれど個人ではどうだろう。
受付のようなところも見当たらなかったし、近くの日吉大社と違って今は未だひっそりしている。
元亀2年(1571)織田信長の比叡山焼き討ちの際、当寺も災禍を被りました。
その直後に築かれた坂本城の城主となったのが明智光秀でした。光秀は西教寺の檀徒となり、復興に大きく力を注ぎました。総門は坂本城城門を移築したもので、鐘楼堂の鐘は陣鐘です。天正10年にこの世を去った光秀は6年前に亡くなった内室熙子や一族の墓とともに祠られています。(HPより)
有名な穴太積みの石垣
本堂に続く階段を下ると琵琶湖が広がる景色に出会う。
対岸が琵琶湖から上がる水蒸気でとても魅力的に見えた。
この辺りに私の大好きな銀杏の木が2本並び、ライトアップされてその美しさは見とれるほどだった。
最近は暗くなると家から出ないので、久しぶりに銀杏に会いに来たというのに、どこを探しても銀杏の木が見当たらない。
聞く人もいないので駐車場の管理をされている人に声を掛けると「先の台風で倒れたらしい」と言う返事。
あの大銀杏を倒す風が吹いた?
道の駅の屋根を飛ばしたあの時?
だったら数年前だ。
それ程私はここの銀杏を見てなかったのかと後悔したけれど、もう遅い。
来た道と違う畑の道を通ると、ツタの絡まった農小屋があった。
油絵を描いていた頃は、こういう風景に出会うとドキッとしたものだ。
銀杏は無くなったし、私は絵を描かなくなった。
新しく始めたのはガーデニングと絶景探しと介護生活。
「時々で変わって当たり前、それが普通と言うものよ、生きてる証拠」と言うのは家人の口癖。
そんな開眼記念日だった。
観光情報
名称 | 天台真盛宗総本山 西教寺 |
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住 所 | 〒520-0113 滋賀県大津市坂本5丁目13番1号 |
TEL・FAX | TEL:077-578-0013 FAX:077-578-3418 |
駐車場・ 各交通機関 |
■ 車の場合:湖西道路下阪本ICから10分 駐車場:普通車50台 ■ 電車の場合: JR湖西線『比叡山坂本』駅 下車、江若バス約7分(西教寺下車)、又は徒歩30分 京阪電車『坂本』駅下車、江和バス約4分(西教寺下車)、又は徒歩25分 |
拝観時間 | 9:00~16:30 |
拝観料 | 境内は本堂内を含め無料。 ※客殿・客殿庭園部分のみ大人500円 |
滋賀県大津市坂本5丁目13番1号 ※店舗及び、ギャラリー・美術館などの情報は記事作成時点のものです。最新の情報は公式ホームページにてご確認ください |
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