11月の信州、こんなはずでは

例年なら、市田の渋柿を買いに行く時期になったが、今年は思いがけない高温続きで、柿の出来上がりが気になるところだった。
電話の問い合わせに、「準備をしておきます」とのご返事を頂いたので、例年と同じように出掛けた。
長野県高森町までは3時間半かかるので、午前6時半に家を出た。琵琶湖大橋を渡って彦根までは一般道を利用する。
登りかけた朝陽が美しかったけれど、目を開けられない。スマホのレンズを通してなら見ることが出来た。

小牧から諏訪湖に向かう中央道上りは万年工事渋滞で流れが悪い。
しかし、この道路はアルプスが迫り私の好きな道路である。さて今年の紅葉はと見渡すけれど山は青々として紅葉らしい気配がない。

夏の山とは違うけれど、期待した紅葉は見当たらない。富士山の初冠雪が未だだと聞けば、紅葉が無いのも頷ける。
高森町に入るとガラス戸越しに見える「柿すだれ」の景色が少ないと思ったら、私がお訪ねする農家さんの柿干し場もガランとしていた。

今年は、まだ本格的な稼働はしていないそうだ。例年通りに来るであろう私の為に収穫して下さったのだろうか。

私も、もっと遅くても良かったなぁーと密かに思った・
今年は紅葉も遅れているようで、柿も紅葉も色づきが待ち遠しい秋の日の小さな旅行だった。

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