京都大学病院にお地蔵様が

京都大学病院に出掛けた。
何時もと違う東大路通りの入り口を使ったら「全快地蔵」と書かれてお地蔵様が祀られていた。
「近代病院」と「全快地蔵」の取り合わせは面白い。
「全快」を祈願する方たちの千羽鶴が沢山かけられている。

何時頃からここに祀られているのか知りたいと思ってPCをググっていたら「明治三十二年(1899年)に、現在の京大病院や医学部の敷地は農地で、そこから地蔵が出土したそうです」と言う文章に行き当たった。
色々と伝えはあるようだけれど、今は入院患者さんの「全快」を祈念するお地蔵さまとして祀られている。
また三島由紀夫の小説「絹と明察」の本文にも登場する。

『絹と明察』は、三島由紀夫の長編小説。1964年、文芸雑誌『群像』1月号から10月号に連載され、同年10月15日に講談社より単行本刊行された。文庫版は新潮文庫で刊行されている。 近江絹糸の労働争議を題材に創作された作品で、昭和39年度・第6回毎日芸術賞の文学部門賞を受賞した。 ウィキペディア

京都はお地蔵様ひとつにも歴史がある。

帰路は午後1時を回っていたので、銀閣寺の「おめん」に寄ろうと行って見ると、今まで見たこともないような行列が出来ていた。
素通りして岡崎の京都動物園から蹴上に差し掛かると、ここも春には負けないような人出があった。
軽く汗ばむような秋空の下、遠足らしい子供たちの列が動物園から蹴上まで長々と続いていた。
病気とは無縁のいい風景があった。

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